柔らかな独特の質感、
四浦和紙が織りなす世界
柔らかな独特の質感、
四浦和紙が織りなす世界
たかだか田舎の写真屋と 一度は廃れた和紙職人
地元の人は見向きもしない文化財
「何もない」と言われている人吉球磨
宝は目の前にある
荒野の先には世界が見える
原料の楮(こうぞ)を山に採りに行く
楮の皮をむいてから蒸すと
焼き芋の香りがする
すべてが昔ながらの手作業
原料の楮(こうぞ) 水 道具 被写体
すべて人吉球磨ではぐくまれたもの
四浦和紙を作品に使うならば
自らが漉いた紙に写真を写しとってみたい
地域に残る素晴らしいものを継承したい
そう思って 四浦和紙の職人のもとで見習いを始めた
紙を漉く作業は フィルム写真の現像と似ている
一枚として同じものはできない
球磨郡相良村四浦(ようら)地区。
ここは江戸時代から「四浦和紙」が作られていた。
しかし、時代の変遷とともに紙作りは衰退。
「四浦和紙」は1966年に一度姿を消した。
それから20数年後、地元の人々の手で「四浦和紙」が復活。
今も昔ながらの手作業で細々とつくられている。
「四浦和紙」は強くて破れにくく、柔らかな質感が特徴だ。
地元に素晴らしい和紙があることを知った濵田喜幸は、
四浦和紙を自らの作品に積極的に活用。
四浦和紙保存会に弟子入りし、
紙作りの技術を受け継ぐことにも挑戦している。
熊本県球磨郡錦町西1445
0966-38-0603
午前10時~午後7時
完全予約制
火曜日定休
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